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ASTERIAフォーラム2010 秋 [東京]
レポート[ブックオフコーポレーション株式会社 様]

社内開発を「ASTERIA WARP」で標準化!
引き継ぎやメンテナンス性を向上、開発工数を約60%削減

ブックオフコーポレーション株式会社 IT統括部 開発グループ 石毛 信次氏

ブックオフコーポレーション株式会社 IT統括部 開発グループ 石毛 信次氏

1990年のBOOKOFF第1号店オープン以来、積極的に新店舗や新業態を展開、古書を中心にリユース業の新しい姿を示し続けてきた。近年は古書だけではなくゲームソフトやビデオ、DVD、さらに衣類や家電、スポーツ用品にいたるまで幅広く取り扱うBOOKOFF PLUSやBOOKOFF SUPER BAZAARを展開。「捨てない人のブックオフ」をキャッチコピーに、循環型社会のインフラを目指す。アメリカ、カナダ、韓国、フランスにも進出し、2010年4月現在で1,000店舗以上を展開している。

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開発、メンテナンス効率向上のため開発ツール標準化が急務に

市場の変化に応じて新たな業態、店舗を展開するスピードが速いブックオフコーポレーションでは、システム部門への要求レベルも並大抵ではありません。アウトソースするだけの時間的余裕がないことも多く、その場合は社内開発で対応してきました。

対応スピードを優先し、それぞれのメンバー独自の手法で対応を続けた結果、開発は属人化してしまいました。スキルが異なるために他のメンバーが開発したシステムのメンテナンスを引き継げず、必要なファイルの保管場所さえわからない場合もありました。お互いに開発やメンテナンスをサポートしあえるよう、開発スキルとファイル管理手法の標準化が必要でした。また、日本版SOX法の施行に伴い、システムのドキュメント整備が求められるようになったことも、開発現場の負担になっていました。

標準開発ツールとしてASTERIA WARPを導入

開発言語の統一が検討されましたが、ひとつに絞るのは難しく、複数の言語を全員が習得するには莫大なコストと時間が必要でした。そこで目を付けたのが、システム間を連携させるプログラマブルなツール群でした。中でも、ベンダーとの距離が近くサポートがしっかりしていること、ヘルプを含めて日本語環境が整っているという理由から国内開発のものに絞り、比較検討を何度も重ねたといいます。こうして、ブックオフコーポレーション IT統括部の標準開発ツールとして導入されたのが、ASTERIA WARPです。

導入後の改修など対応のスピード感を重視

視覚的にわかりやすいアイコンを使った開発手法は、従来の開発ツールに比べてスキル習得に必要な期間を短縮できると期待されました。メール、Excelとの連携が得意だという特性も、業務現場を支援するための開発ツールとしては好都合でした。メールをインターフェースにすれば、VPNを整備できていない海外拠点等とも容易に情報連携が可能です。

さらに導入を支援した住商情報システム(現:SCSK株式会社)から、導入前に具体的な課題に合わせたサンプルフローの提示を受けるなど、サポート面でのフットワークの良さも製品選定の後押しになりました。

開発工数約60%削減、ドキュメント整備も大幅短縮

ASTERIA WARPは開発時間の短縮に、期待通りの効果を発揮しました。石毛氏は「開発工数は従来手法に比べて約60%ほど削減されました。体感的には、1週間かかっていたものが1~2日で完成するようになったという印象」と、導入効果を実感しています。さらに、よく使う機能をテンプレート化することで、今後更なる効率化が期待されています。開発手法が統一されたことにより、開発途中での引き継ぎや、他のメンバーが開発したツールのメンテナンスも容易になりました。ドキュメントの整備も、ASTERIA WARPの仕様書出力機能により大きく変化し、小規模なシステムでは仕様書作成時間はほぼゼロにまで短縮されています。

引き続きアウトソースも行なわれており、既存システムとの連携部分はASTERIA WARPを使って社内開発されるようになりました。「あるシステムの開発時、連携のための開発コストとしていただいた見積もりがASTERIA WARPの導入コストとほぼ同額でした。そのコストを削減できただけでも、ASTERIA WARPは既に投資以上の効果を挙げている」と、工数と並んでコストも削減できていることを石毛氏は紹介されました。

自由に使えるミドルウェアとして今後も幅広く活用

導入から1年が経過した今では、データベースの日次処理もASTERIA WARPで行なわれています。今後は定型業務の自動化を進め、データ処理の待ち時間を低減するなど、ASTERIA WARPを使ったさらなる開発が予定されています。「データベースに蓄積されたデータをメールで取り出せるようにし、現場で手軽にデータを活用できるようにもしていきたい」と、石毛氏は笑顔で展望を語ってくださいました。

*このレポートに掲載された情報は2010年10月現在のものです。
*各会社名、各製品名は、各社の商標または登録商標です。


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