第4回 AUG 事例研究WG レポート (2017/1/20開催)
業界特有の課題やノウハウも共有できました！
ECサイト連携情報交換会
第４回 AUG事例研究WG では、ECサイト連携をテーマにディスカッション。
大きく①前処理と②後処理の２つのテーマに絞り、ECサイト運営企業様やECテナント企業様などそれぞれの立場で意見交換いただきました。
テーマ１ 前処理：ECサイトへの商品情報の登録
最初のディスカッションテーマは、前処理（ECサイトへの商品情報の登録）。それぞれの立場で、以下の用途でASTERIA WARPを利用されていることが情報共有されました。
（１）ECテナント企業様の前処理でのASTERIA WARPご利用用途
- 「基幹システムから取れない情報をファイル連携して取得しています。店舗販売では正確な商品名や商品説明データが不要なため、これらの情報は基幹システムでは保持しておらず、EC用に個別にファイル取得することが必要となっています。」
- 「下げ札や洗濯の注意書きなどの副資材を作るメーカーとも直接連携し、商品情報を登録しています。」
- 「各社から収集した商品画像のリサイズ、リネームにも使用しています。」
（２）ECサイト運営企業様のご利用用途
- 「各ブランド店から商品データをもらい、フォーマット変換、登録を行っています。商品データの取得方法もZIP渡し、URLからのダウンロード、APIによる取得などまちまちですが、すべてASTERIA WARPで簡単に取り込み可能なので助かります。」
- 「FTPサーバーに各社ファイルを置いてもらい、ASTERIA WARPが一定間間隔で取りに行きます。」
- 「メールで受け取るテナントもあればAPIで取得するテナントもありますが、いずれもASTERIA WARPで取得しています。」
テーマ２ 後処理：売上データの登録
続いてECテナント企業が各ECサイト上から売上データを収集し、自社販売管理システムに登録するシーンでのASTERIA WARPの利用用途やTips情報の共有が行われました。
- 「Autoブラウザー名人を使用して各ECサイトからファイルを自動ダウンロードし、ASTERIA WARPに受け渡しています。IEにしか対応してないツールですが、相手側にAPIが提供されていなくても自動化できるので便利です。」
- 「取得する売上ファイルはECサイト毎に異なるデータフォーマットとなるため、伝票単位の変更、バーコードの付与、商品コードの変換、値引きの按分処理、税額計算などをすべてASTERIA WARPで行った後、販売管理システムに登録します。」
- 「ECサイト側でAPIやファイルフォーマットが変更されることがありますが、ASTERIA WARPだと簡単に対応できます。」
- 「海外のFTPサーバーの場所が変更された経験もありましたが、ASTERIA WARPの管理画面で設定変更するだけですぐに対応できました。」
- 「ファイル取得の際にパラレル処理が行われると処理が煩雑になり、また普段利用していないASTERIA WARPコンポーネントを使用することになるため、トリガーをひとつにして同時に動かさないなど、シングルタスクでの実行を心がけています。」
- 「FTPGet、FTPPutコンポーネントは毎回ログイン、ログアウトを繰り返し大量データの場合遅くなるため、FTPDownloadコンポーネントを使用するようにしています。」
編集後記
今回は主にアパレル業界のユーザー様にお越しいただき、採寸の基準がメーカー毎に異なるなどの業界特有の苦労談などにも花が咲きました。今後も同じ業種の方、同じご利用用途の方が交流できる会にしていけたら良いなと感じました。懇親会にもほぼ全員がそのまま流れていただき最後までお付き合いいただきました。お越しいただいた皆様、大変ありがとうございました！
