デモンストレーションで参加者も手軽さを実感
最後はインフォテリア株式会社 エンタープライズ事業部 企画部の中嶋 誠が登壇し、「クラウド時代の企業システムのキーファクター」と題してデモンストレーション中心のセッションを行ないました。中嶋は「パブリッククラウド、プライベートクラウドとともにオープン系やホスト系も環境の変化に対応していかなければなりません。そこで重要なのは、今そこにあるデータです」と言い、どうデータを流し、どうデータをつなぐかが重要だと参加者に語りかけました。そしてASTERIA WARPは「インフラが入り混じるハイブリッドインフラ環境で活躍するデータ連携製品」だと説明し、実際のデモンストレーションへと進みました。
住商情報システム(現:SCSK株式会社)の遠藤氏、パナソニック電工インフォメーションシステムズの河戸氏が参加してのデモンストレーションではまず遠藤氏がExcelで作成された受注伝票をメールに添付して送信、それをASTERIA WARPが自動処理してSAPに登録、そこで発行された発注番号をメールで返信し、登録内容をオンライン表計算サービスであるASTERIA Spreadsheet Server OnSheetに出力する様子を実演しました。続いて河戸氏がASTERIA Spreadsheet Server OnSheetに登録されたデータをSalesForce.comに読み込むデモンストレーションも行なわれ、ひとつのデータをそれぞれの人が必要なツールで共有できる様子が示されました。
デモンストレーションを終え、すべてのセッションが終了したのは17時すぎ。遅い時間ではありましたが、熱心な参加者はさらに会場内の展示をチェックしたり、講演を行なった各社の係員に話しかけては情報収集を行なっていました。クラウドコンピューティングを企業システムに取り入れるための現実的な解決策であるハイブリッド・クラウドコンピューティングについて、そしてそれを導入する際に求められるデータ連携について、有意義な情報を得られた数時間だったのではないでしょうか。
■ハイブリッドクラウドこそ現在の企業システムの現実解 | インフォテリア株式会社油野 達也 |
■クラウド導入に際して求められるデータ連携基盤の整備 | パナソニック電工インフォメーションシステムズ株式会社染谷 幸一 氏 |
■プライベートクラウドの活用で適材適所のインフラ選択を | 住商情報システム株式会社(現:SCSK株式会社)遠藤 宏 氏 |
■デモンストレーションで参加者も手軽さを実感 | インフォテリア株式会社中嶋 誠 |
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