第2回 AUG Tips WG レポート(2016/08/26開催)
「メンテナンス」「運用トラブル回避」に役立つ
ASTERIA WARP 活用・運用Tipsあれこれ
第2回 AUG Tips WGは“Record系コンポーネントの徹底活用Tips”をインフォテリア株式会社 営業推進部の菊地 雄大より、“トラブルシューティング(ネットワーク/デザイナー編)の徹底運用Tips”を同社製品技術部の榎本 剛よりお届けしました。
当日は次のようなTipsを披露!
あなたの知らない!?ASTERIAあれこれ 〜Recordコンポーネント編〜
- RecordFilter「プロパティー式」でMapper処理をシンプルに
- RecordJoin「ストリーム定義セット」でメンテナンス性を向上
- RecordSQL仕様変更時は「検索・置換機能」が便利
- RecordSort「多分岐コンポーネント」を使うと見やすいフローに
- RecordTranspose「Validationコンポーネント」でValidation Errorの有無がすぐわかる
- RecordAggregate「多分岐コンポーネント」を使うと見やすいフローに
- レコード系コンポーネントの注意事項
ASTERIA徹底運用Tips「ASTERIA WARPトラブルシューティング運用編!」
ネットワーク関連のトラブルシューティング(HTTP編)
- トラブル事例紹介
- トラブル時の調査方法
- トラブルへの対応方法/トラブルに備えて
デザイナーからサーバー接続時のトラブルシューティング
- トラブル事例紹介
- トラブル時の調査方法
- トラブルへの対応方法/トラブルに備えて
まとめ
当日の配布資料はこちらからダウンロードください。
◇徹底活用Tips [2.5MB]
◇徹底運用Tips [8.5MB]
編集後記
人気のTips WGは今回も早々に満員御礼となりました。たくさんの方にご参加いただきありがとうございました。なおTips WGはこれまでインフォテリア社員からのTips紹介のみでしたが、次回以降でユーザー様からのTipsを披露いただく機会も設けていきたいと企画中です。ぜひこちらもお楽しみに!
徹底活用Tips:
レコード系コンポーネントの注意事項
メモリには注意が必要
ASTERIAは中間DBを持たず、すべての処理がメモリ展開されるため、サーバーによっては”Out Of Memory”となります。RecordJoin/RecordSort/RecordSQLコンポーネントについては、RDBモードにすることでオンメモリと較べて大量のレコードの処理が可能になります。
扱えるストリームにも注意!
すべてのレコード系コンポーネントでRecordとCSVのストリームはご利用いただけますが、FixedLengthやParameterListなどについてはコンポーネントによって使えないケースがあるため注意が必要です。
ワンポイント アドバイス
大量のレコードを処理する可能性がある場合には、RecordGetやRDBGetコンポーネントを使い、取得件数を制限するとよい!
徹底運用Tips:
デザイナーからの接続トラブルへの対応方法/トラブルに備えて
トラブルへの対応方法
トラブルが起きた際にはまずはデザイナー側の問題かあるいはASTERIAサーバー側の問題かを切り分けします。
デザイナー側の問題と思われる場合
ファイアウォールやネットワークに起因することが多いため、他の正常に動作する端末との相違点をチェックするのがよいです。
ASTERIAサーバー側の問題と思われる場合
アカウントやプロジェクトで対象を切り分けていくのがよいです。ログになにかしらの痕跡のあるケースが多いので確認しましょう。稼働状況の問題で接続が不安定になっているケースも見受けられますので、併せてご確認ください。
サーバー接続時のトラブルに備えて
サーバー接続時のトラブルに備えて以下の3つの事項をお勧めします。
- 不要な更新をしてしまわないよう管理コンソール上で[デザイナーでの変更を禁止]したアカウントでデザイナーを参照するようにすると、接続が不安定な際などに誤って更新してしまうトラブルを回避できます。
- フローデザイナー上でバックアップを取得しておくと、いざというときに復元できます。
- 通信が途中で切れてしまうとロックファイルが残ってしまうことがあります。ロックファイルの削除方法は下記に記載しています。
https://asteria.jp/blog/20150304-180000.html