第1回 AUG Tips WG レポート(2016/03/10開催)
「メンテナンス」「運用トラブル回避」に役立つ
ASTERIA WARP 活用・運用Tipsあれこれ
第1回 AUG Tips WGはフロー開発時に知っておくと便利な活用Tipsをインフォテリア株式会社 営業支援部の東出 武也より、運用トラブル回避のためのTipsを同社技術サポート部の岸本 秀和よりお届けしました。
当日は次のようなTipsを披露!
- 【活用Tips1】「プロパティー式」でMapper処理をシンプルに
- 【活用Tips2】「ストリーム定義セット」でメンテナンス性を向上
- 【活用Tips3】仕様変更時は「検索・置換機能」が便利
- 【活用Tips4】「多分岐コンポーネント」を使うと見やすいフローに
- 【活用Tips5】「Validationコンポーネント」でValidation Errorの有無がすぐわかる
- ――― などなど。
- 【運用Tips1】「フローサービスが停止できない現象」を回避するには…
- 【運用Tips2】「メモリ不足(Out of Memory)」を回避するには…
- ――― などなど。
当日の配布資料はこちらからダウンロードください。
◇ASTERIA 活用Tips [2.5MB]
◇ASTERIA運用管理Tips[1.2MB]
これまで配布した「ASTERIA 活用Tips」は
過去のレポートページまたはライブラリよりダウンロードください。
◇第1回ASTERIAユーザー会(2015/11/25開催レポート)
◇AUG ライブラリ
編集後記
人気のTips WGは早々に満員御礼となりました。たくさんの方にご参加いただきありがとうございました。技術サポート部からのプレゼンテーションは初の試みでしたが、役立つ内容だったと好評でなによりでした。その後の懇親会でも「Out of Memory」がネタとなり、大盛り上がりの中、第1回AUG Tips WGは深夜に幕を閉じました。
活用Tips2:
「ストリーム定義セット」でメンテナンス性を向上
ストリームの定義内容をストリーム定義セットとして外部定義ファイル(xsfファイル)に保存し、これを参照して使うことで一括管理、一括変更が可能となります。
どこに使うの?
同じストリーム(例えば同じ形式のcsvデータ)を使う際に、フローごとに個々にストリームを定義せずにストリーム定義セットを参照します。
ワンポイント アドバイス
ストリーム定義セットにしておくと、ストリーム変更時に一括変更できて便利!ストリーム定義が参照されている箇所を一覧し、特定の箇所は変更対象としないこともできる。
運用Tips1:
「フローサービスが停止できない現象」を回避するには…
フローサービスを止めようとしてもすべてのフローが停止していないとフローサービスは停止できません。
「フローサービスが停止できない現象」を回避するには、停止前に実行中のフローがないことを確認、またトリガー・スケジュールもあらかじめ停止しておくことが肝要です。
1)実行中のフローの有無の確認
方法1 管理コンソールからリクエスト一覧を表示する
[状態] – [フロー] –[リクエスト一覧]
方法2 Flow-ctrlから以下のコマンドを入力する
List request | リクエスト一覧を表示 |
Show request | リクエストIDを使用してフロー情報を取得 |
2)トリガー・スケジュールの停止
方法1 管理コンソールからトリガーを無効にする
[設定] – [トリガー] より[有効/無効]
方法2 Flow-ctrlから以下のコマンドを入力する
disable url | URLトリガ無効 |
disable ftp | FTPトリガ無効 |
disable schedule | スケジュール無効 など |
ワンポイント アドバイス
フローサービスの停止は実行中の処理がない状態でおこなおう!