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イベントレポート

第3回 AUG 事例研究WG レポート (2016/6/23開催)

日立ハイテクフィールディング様と課題やアイデアを情報交換、その後の日本酒セルフ飲み放題の2次会も盛り上がりました!

第3回 AUG事例研究WG:株式会社日立ハイテクフィールディング

第3回 AUG事例研究WG は株式会社日立ハイテクフィールディング様を訪問。
同社は、各種分析装置をはじめ、研究開発・産業・医用・半導体製造関連など、幅広い分野の装置・システムの保守およびメンテナンスサービスを行われている企業様です。

日立ハイテクフィールディング様のASTERIA WARP活用事例

最初に情報システム部 技師 太田 満様より同社のASTERIA WARPの活用事例を紹介いただきました。

日立ハイテクフィールディング様は2015年11月にASTERIA WARPを導入。導入されてまだ1年ですが、すでに情報システム部内の業務自動化、効率化に役立てていただいています。

1. 利用用途

情報システム部門はシステム開発、運用がメイン業務となりますが、それ以外にも各ユーザー部門から分析用に依頼されたデータをERPやDBなどから抽出し、加工して受け渡すような手作業の業務も数多く抱えるケースが多いのではないでしょうか。日立ハイテクフィールディング様もまさにそのような課題を抱えていらっしゃいました。

「ERPやDBに格納されたデータは、ユーザー部門で直接取り出せないため、情報システム部が、毎月手作業で抽出、CSVやXML形式に出力し、マスタDBとの突き合わせを行ってユーザーが使い易い形式に加工した後、ユーザー部門にメールする(図参照)といった手間のかかる手作業を数多く実施しています。」と太田様は話されます。

「そこで現在、各担当者が抱えるこうした手間のかかる業務をASTERIA WARPで自動化するプロジェクトを進めています。今は協力会社に依頼してこれらを実現するためのASTERIAフローを開発してもらっていますが、今後は、煩わしい業務を抱えている担当者自身がASTERIAフローを開発することで自身の業務の効率化を図ってもらいたいと考えています。」(太田様)

現時点で主の入力情報はCSV, TSV,XMLなどのテキストデータが多い。RDBはマスタ情報参照のために利用している。出力情報は、2次加工がしやすいExcel形式を利用している。

2. ASTERIA WARP導入の狙い

「そもそもASTERIA WARP導入の狙いは ”内製化を推進すること” でした。Notes開発スキルのある社員は多いのですがプログラミングスキルまで持った社員はあまりおらず、Notes以外のシステム開発はほぼすべて外部委託または協力会社に開発を依頼していました。しかし、いったん外部で初期開発すると変更がある毎にまた外部に発注しなければならなくなります。

そこで「過度な」外製依存とならない方法を模索した結果、開発が簡単で且つ可視化されたフローにより、変更も開発者以外でも容易にできることからASTERIA WARPの導入がその解決策となると考え社内提案しました。」(太田様)

協力会社の力をかりることは重要だが、「過度な」外製依存にならないようにしたい・・・

そして、ASTERIA WARPを実際に導入して感じたことや良かった点、課題なども以下のプレゼン資料で説明いただきました。

■よかったこと 開発経験が少ない人がAsteriaで処理を作ってみようと言ってくれている。■今後の課題 どうやって、Asteriaで開発できる人(社内・協力会社で)を増やしていくか。(意識を持っている人はいいが、そうでない人のいる)使う人が一部に限定されてしまっては、導入前と状況が同じになってしまう。

3. 今後やりたいこと(フロントエンドツールへのデータの受け渡し)

プレゼン最後には、現在検討中のASTERIA WARPの新たな活用法についても紹介いただきました。

「現状ASTERIAからの出力形式はほとんど2次加工しやすいExcel形式としていますが、フロントエンドツールと連携することでよりビジュアルな出力形式でユーザー部門にデータ提供できるのではないかと現在模索中です。BIツールとの連携が手っ取り早い方法なのですが、BIツールの全社導入は予算的に厳しいため、JavascriptのライブラリにJSON形式で受け渡しするのがよいのではないかと以下のライブラリ(図参照)について調査を進めているところです。」(太田様)

また、すでに同社で導入済みのIntra-martに受け渡す案も併せて検討されているとのことです。

JSON形式によるJavascriptライブラリとの連携

当日はそれぞれのライブラリのUIについてデモンストレーションも披露いただきました。

太田様、他のユーザー様にも大変参考になる素晴らしいプレゼンテーションをありがとうございました。

参加者ディスカッション

続いて参加者同士の情報共有、ディスカッションが行われました。

Q. ASTERIAを入れて1年半が経ち、今後は新規開発だけでなく既存システムもASTERIAに置き換えていきたいです。どうしたら既存の置き換えが進むか、よいアイデアはありませんか?

この質問に対し「うちはOSが代わるタイミング、サーバーが代わるタイミングを見計らって置き換えている」という回答や、また「既存のプログラミング言語を踏襲したい人たちが抵抗勢力になることがある」などの課題提起がされました。「ASTERIAでやろうと言ってくれる人には次の2つのパターンがあります。”新しいものが好きな人” と “いままでの運用の陰で苦しんでいた人たち”」とのアドバイスもあり、また「全部内製化は無理なので外注さんに常駐してもらってスキルを付けてもらうことも必要になるのでは。」との意見もでました。

Q. ASTERIAは使う人を選ぶ? 選ばない?

これについては以下のようなサジェスチョンをいただきました。
「フロー開発はプログラミング経験のない方でも大丈夫なので ”開発者については人を選ばない” が、ASTERIAでなにをやるかを考える人は、連携する周辺システムがわかっていないとできないため ”全体設計者については人を選ぶ“ 。」

Q. サーバーのスペックはどうサイジングしたらよいのでしょうか?

「CPUは一般的なもので充分です。メモリについては数十万件のトランザクションであれば数GBのメモリで大丈夫だが、CSVとXMLはメモリを使うので気をつけたほうがよい。」との回答がありました。「バッチ処理だけならひとつのフローを流してサイジングしていくのがよい。」とのことでした。「サイジングは煩わしいので、次のバージョンアップはクラウドでいきましょう!」とのコメントも。実際はいろいろ諸事情があって簡単にクラウド移行はできないようですが・・・。

参加者ディスカッション

編集後記

今回、初参加の方もディスカッションに積極的に参加いただき、ユーザーネットワークに新たな広がりを感じる会となりました。また、太田様ご紹介の日本酒セルフ飲み放題の2次会は2次会参加率も過去最高となり、ユーザー会発足以来最強の懇親会となりました。

日立ハイテクフィールディング太田様はじめご参加いただいた皆様に厚く御礼いたします。ぜひ次回もご参加お待ちしております!

日本酒セルフ飲み放題の2次会

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